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臨床試験における検体輸送とは?ヤマトでは対応できない“柔軟性”を持つ中小専門業者の強み

  • 執筆者の写真: 株式会社メディアルファプラス 運営担当
    株式会社メディアルファプラス 運営担当
  • 5月3日
  • 読了時間: 3分

【はじめに】

近年、製薬会社やCRO(開発業務受託機関)による臨床試験の数は増加しており、それに伴って「検体輸送」という工程の重要性が急速に高まっています。特にDCT(分散型臨床試験)など、多拠点・短時間対応が求められる治験では、輸送パートナーの選定が成功の鍵を握ります。

本記事では、**臨床試験における検体輸送の基本と、ヤマト運輸など大手では対応しきれない「中小専門業者の強み」について解説します。

臨床試験における「検体輸送」とは?


検体輸送の役割とは

治験や臨床研究において、採血や尿・便・細胞などの**生体試料(検体)**を、迅速かつ正確に中央ラボや検査機関に届けることは、データの信頼性を確保するために極めて重要です。

  • 適切な温度管理(常温・冷蔵・冷凍)

  • 時間帯・曜日によって異なる回収対応

  • 凍結処理や梱包の正確性

  • 各施設の搬出・搬入ルールへの対応

これらすべてが、「検体輸送業者」の責任領域になります。


ヤマト運輸では対応しきれない検体輸送の課題とは?


大手輸送会社(ヤマト運輸や佐川急便)は、一定の品質と全国ネットワークという強みを持っています。しかし、治験ならではの“イレギュラー”な要件には限界があるのも事実です。

大手輸送の主な課題

課題

内容

タイムリーな回収対応

指定時間前後にしか来ない/即日対応不可

温度帯の切り替え制限

冷蔵→冷凍の切り替えに柔軟性がない

搬送先の細かい指示

ラボの指定エリア・担当者宛てなど対応不可

連携体制の硬直性

医療機関ごとのルールへの対応力が乏しい

中小の検体輸送専門業者が持つ“4つの強み”


① オーダーメイド対応力

「○○時に○○クリニック→△△ラボへ冷蔵で」など、スポット依頼でも柔軟に対応。早朝や夜間も調整可能。


② 医療現場に精通したドライバー体制

医療施設特有の入退館ルールや検体の扱い方を熟知しており、現場でのトラブルが少ない。


③ 現場との密な連携

担当CRC(治験コーディネーター)との連絡・指示系統をスムーズに構築でき、回収時のサイン、確認業務も一括対応


④ コストパフォーマンス

ヤマトのような契約ベースではなく、「回収単価×実働」の明確な価格体系で、中小規模試験でも委託しやすい



まとめ:臨床試験の成否は、検体輸送の精度で決まる

検体輸送は、単なる“物流”ではありません。臨床試験という精密な医療プロセスの一部であり、適切なパートナー選定が信頼性あるデータ取得に直結します。

弊社(株式会社MEDI ALPHA PLUS)では、都内および関東近郊における検体の回収・搬入・凍結対応などをトータルでサポートしております。「柔軟な対応」「スピード」「丁寧な現場対応」にこだわる方は、ぜひ一度ご相談ください。

 
 
 

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