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「誰も知らない仕事を、誰もが誇れる仕事に。」—— なぜ私は“検体輸送”の業界で起業したのか

  • 執筆者の写真: 株式会社メディアルファプラス 運営担当
    株式会社メディアルファプラス 運営担当
  • 5月15日
  • 読了時間: 3分

はじめに


はじめまして。MEDI ALPHA PLUS代表取締役 金澤です。


私たちは、「検体輸送」と呼ばれる、非常にニッチな分野の仕事をしています。血液や尿など、医療検査に使われる検体を、病院や健診会場から検査機関へ運ぶ。それが、私たちの役割です。


この仕事、実は世間ではほとんど知られていません。それなのに、医療の裏側を支える、極めて重要な仕事でもあります。

今日は、なぜ私がこの業界で起業を決意したのか、そして今、何を目指しているのかをお話しさせてください。


「なぜこの仕事を始めたのか?」

起業前の私は、この業界に強いコネも経験もありませんでした。ただ、あるきっかけで医療輸送の現場に関わったとき、衝撃を受けました。

「現場が、あまりに報われていない」


クライアントが支払っている金額と、実際に現場で動いているドライバーへの報酬が、あまりにもかけ離れていたのです。さらに問題なのは、中間に入る業者が増えることで、教育も責任も曖昧になってしまっている現実でした。


現場の課題と“しがらみ”だらけの業界構造


この業界では、1次請け、2次請け、3次請け…という多重下請け構造が当たり前のように存在します。その中で、現場経験も教育経験もない会社が“元請け”として存在し、末端のドライバーには丸投げ。


その結果、教育が不十分な人材が医療現場に入り込み、品質が保てない。


さらに、古い付き合いや商流のしがらみによって、「どれだけ真面目にやっても、直契約できない」「評価されない」そんな理不尽な世界が広がっていました。


正直、こういった現状に強い違和感を抱きました。そして私は決意しました。


「この業界を、ちゃんとした構造に変えたい」と。


MEDI ALPHA PLUSとして目指す未来


私たちが目指しているのは、“中抜き”ではなく“教育と品質”にお金をかける会社です。

・しっかり教育を受けたドライバーが、・誇りと責任を持って、・医療の一端を支えるプロとして働けるようにする。


そんな仕組みをつくるために、日々現場を見て、声を聞きながら、少しずつ整えています。


今はまだ小さな会社かもしれません。でも、「地に足のついた誠実な仕事」を積み重ねることで、少しずつ信頼と実績を伸ばしています。


この仕事の本当の価値とは?


検体輸送の仕事は、単に“物を運ぶ”仕事ではありません。依頼書や検査内容を正しく確認し、検体と照合し、ミスなく検査機関へ届ける。一件一件が、誰かの命に直結する仕事です。


だからこそ、知識・判断力・責任感が求められる。正しく育成しなければならない。誰にでもできる仕事ではないのです。


最後に:誰も知らない仕事を、誇れる仕事に


この仕事は、まだ世の中に知られていません。情報もない。でも私は、この仕事に心から誇りを持っています。

私たちは、**「誰も知らないけれど、誰かの命を支えている仕事」**を、「誰もが誇れる仕事」に変えていきたい


そして、しがらみのない、公平で誠実な業界をつくっていきたい。

私たちMEDI ALPHA PLUSは、そのために生まれた会社です。これからも真摯に、まっすぐに、現場と向き合いながら歩みを進めていきます。



 
 
 

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